Le journal d'Ayano en France

感じたことや日々の記録を綴っています。自分のため、生存報告のために綴ります。

le mercredi 24 octobre *強制収容所

アルザス🍩

 

 

自分の無知を痛感しました。

 ナッツヴァイラー強制収容所

 

第二次世界大戦中にナチス・ドイツアルザスに置いた強制収容所です。

当時この地は、ドイツ領だったそうです。


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アルザスにも強制収容所がある、と先日フランス人の友だちに教えてもらいました。

強制収容所というと、アウシュヴィッツ強制収容所くらいしか聞いたことがありませんでした。

しかも、アウシュビッツ強制収容所についてもほとんど知識がありません。

後は、アンネ・フランクが収容された所くらい。

 

それなので、フランスにも強制収容所があることは知りませんでした。

興味がなかったという方が正しいかも知れません。

 


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この日はここを目指して来たわけではなく、別の場所へ行った帰りに、友だちの両親が、足を伸ばして連れて行ってくれました。

資料館の閉館時間後だったので、中へは入れませんでしたが、歩いて見られるところだけ見て来ました。

 

彼女は、この強制収容所についてよく知っていました。

学生のときに、学校で来たこともあるそうです。

資料館の中の写真などはけっこうショッキングだと言っていました。

餓死しない程度のわずかな食事だけ与えられ、労働を強いられていたそうです。

死体の皮膚を使って石鹸を作らせ、それを使用させていたという、考えただけでおぞましい話も聞かせてくれました。

死体焼却炉も独房の近くにあり、ガス室も敷地内にあるそうです。

 

日本で起こったことではないと言え、自分が何も知らないということを感じました。

高校時代、世界史を勉強していたのにこんなことは何も知らない。

受験に必要なことだけしか勉強して来なかったんだな、と改めて思います。

 

楽しい場所、面白い場所、美しい場所を見たいのはもちろんですが、今回のことをきっかけにもう少し興味関心の幅を広げ、訪れる場所の幅も広げて行きたいと思いました。

 

  

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張り巡らされた鉄線が、なんとも生々しく感じました。