le jeudi 8 novembre *ディジョン③
朝のディジョン
17世紀に建てられたシトー会派の女子修道院。
現在はブルゴーニュ生活博物館と宗教美術館になっています。
回廊が素敵な元修道院。
フランスは、修道院とか宮殿をそのまま美術館に利用するところが多いから、建物や内装自体が素敵なところが多いんだよなぁ〜
まずは生活博物館へ。
9時半の開館時間目指して行きました。
なんと美術館で働く人も、私と同じく開館時間まで入り口の前で待っているではありませんか😅
その人たちも9時半になってようやく鍵を開けて中へ入り、それからようやく仕事開始。
受付をしようとすると、「パソコンを準備するから2分待ってね〜」
2分くらい待つの構わないけど、こんな感じ日本じゃ絶対あり得ない!(笑)
そんなゆるい働き方のフランスも好きです(笑)
1階では19世紀末の庶民の暮らしの様々なシーンが、マネキン人形を使って表現されていました。
洗濯のシーンかな? なぜ上を向いているのかは謎。
他にも結婚式や繕い物をしているところなどたくさんのマネキンがありました。
その時代の服装や小物なども分かってとても良いのですが、夜に見ると絶対恐いやつ・・
多分、搾乳機。
この時代からあったのか〜
箱のイラストで、使い方がめっちゃ分かりやすい!
これはチーズを作るときに使う調理器具。
他にもチーズやパンなどの食品やテーマごとに様々な調理器具も展示されていました。
器具だけ見ると使い方が分からなくても、下にイラストが描かれているので、どう使うものかがわかりやすくとてもおもしろかったです。
パリ万博のポスターやお土産も展示されていました。
やたらとエッフェル塔が多くて、当時からパリのシンボルだったことが伺えました。
おしろい
タバコ
ディジョンの昔の商店街が再現されていました。
実際にあったお店のようで、当時の写真も貼られていました。
これはビスケット屋さん。
お肉屋さん。
ちょっとショッキングだった美容室
でも、昔の美容室の様子なんて知る機会がなかったから興味深かったです。
美容室のショーウィンドーには、かつらも飾られていました。
毛皮屋さん。
帽子屋さん。
他にも薬屋、時計屋、写真館、繕い物屋などもあり、映画のセットの中に迷い込んだような気分になれました。
生活博物館はブルゴーニュ地方の19世紀の物がたくさんと展示されていて、現代の物と比べやすいものも多く、当時のポスターなどもレトロでかわいらしいものもたくさんありました。
見応え十分です!
美術館も良いけど、生活に密着している実物の物を見られるのは、これもまたやっぱりおもしろいです。
生活博物館でイイなと思ってことがもう一つ。
休憩スペースが在ったところ。
しかも格安の自動販売機も設置されているのがありがたい。
こんなところはそう多くはありません!
続いて併設している宗教美術館へ。
12〜20世紀の祭壇画や礼拝に使われた数々の聖具が展示されていました。
キリスト教に詳しくないので、どのように使われる聖具なのか分からないのがいつも残念。
聖具を一度にこんなに見る機会はなく、見応えのあるコレクションでした。
美しく刺繍が施された法帽。
かなりの数の聖杯のコレクションがありました。
そして全て金色!!
場所が変わってこちらは、ダルシー公園。
白クマがお出迎えしてくれました。
どこかで見たことあるな〜と思ったら、オルセー美術館にもいました!
そんな貴重な作品が、雨ざらしの屋外に置いてあるのが、さすがヨーロッパ。
ポンポンという人物による作品です。