samedi 13 avril *フェミナリーズワインコンクール
タカコさんにお誘いいただいて、パリで開催されたフェミナリーズワインコンクールの審査員として参加してきました。
世界中から集められたワインを、女性審査員だけで審査するという世界ワインコンクールです。
今年で13回目。
女性が対象というだけあり、会場にはフォトブースが用意されていました。
このように、ワインの銘柄が隠された状態でサービスされます。
世界中から集まった女性たちですが、私には日本人がけっこう多いように思いました。
少なくとも、アジア人としてはダントツに日本人が多かったです。
それだけ、日本人はワインが好きだということでしょうか。
日本からツアーで来ている方々もいらっしゃいました。
水やグラスもコンクール用に用意されていました。
午前と午後で24種類×2セットのワインを審査しました。
午前中はシャンパンから始まり、アンジュの白、コートデュローヌの赤、ラングドッグの赤。
正直私にはまだ難しかったです。
数も多いし、どれもそれなりにおいしく感じてしまう(笑)
ワインの評価をするために、きちんと飲み方を習ってみたいと思いました。
サービスの方が順番に注いでくれます。
お昼ご飯も用意されていました。
午前の部で審査されたワインが飲み放題です。
せっかくの機会なのでいろいろ飲んでみたかったのですが、酔っぱらって午後からの審査をする自信がなかったので、1杯で我慢。
でも、周りの人はけっこう飲んでいる方もいらっしゃいました。
そんなに自由に飲んじゃって、午後からの審査はみなさんまともにできるのかな?
日本を含め、世界中からワインが集められているそうです。
そして、それぞれのワインが3人の女性によって審査され、金・銀・銅のメダルが与えられます。
もちろん、与えられたメダルによって消費者に品質のアピールができるのですが、たった3人が飲んだ評価だけでメダルが決まることが、果たしてきちんとした審査なのか?
という点は疑問に残りました。
だって、その3人の中には私みたいな素人も含まれているかもしれないし、、、
また、午後からの審査は空席が目立っていました。
これでは、本来3人の女性が審査するはずのワインを、もしかしたら1人や2人しか審査しない、なんてこともあるんじゃないのかな?
消費者にとっては「コンクールで金賞を取った」ということだけ伝わるのだと思いますが、参加してみて思ったことは、
ワインコンクールの評価はあてにし過ぎてはいけないのかもしれない、
ということです。
というか、
誰がどのような方法で審査したのか、ということまで知っておかないと「金賞」という評価のみに自分が踊らされてしまうなと感じました。
まあ、このことはワインのコンクールに限らず他のいろいろなコンクールでも同じことが言えるのだと思いますが。
一つのワインコンクールの裏側も知る事ができたし、テイスティングの難しさも痛感したし、とーってもよい経験をさせてもらいました。