Le journal d'Ayano en France

感じたことや日々の記録を綴っています。自分のため、生存報告のために綴ります。

le lundi 25 juin*コルマタン城


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先々週末はリヨン近郊の街へ、
鳥取県中部出身の4人で🚗
 
 
先々週の月曜日、地元の知人に紹介してもらっていた、
ビオラ奏者として30年以上フランスでご活躍されている、高見さんという方とお会いしました。
私がフランスへ来た経緯や、行ってみたいところ、やってみたいことなど、いろいろとお話させていただいていると、
「今週の木曜日から幼な友達が夫婦で鳥取からリヨンへ来て、週末はドライブしながら街を案内するけど、いかがですか?」
と、お誘いいただきました!
 
願ってもみなかった機会✨✨
もちろん、ご友人ご夫婦の了承もいただき、お言葉に甘えてご一緒させていただくことにしました。
 
ご夫婦で3年前まで小学校教員をなさっていたようで、そこにもまたご縁を感じました。
 
高見さんとお会いしたその日に、
とんとんとーんと、話が進み自分でも驚いたくらいです。
 
 
 
 
1日目はリヨンから少し北へ、ブルゴーニュ地方のマコンという街やペルージュという街へ。
 
 
 
まずは、ブルゴーニュ地方の古いお城を見学しました。
「コルマタン城」(chàteau de Cormatin)
 1605年に建てられた貴族の屋敷
 
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英語でのガイドでしたが、
かなり丁寧な日本語のガイドブックを貸していただけ、よくわかりました。
わりと田舎で正直、フランスの中でもとても有名という場所でもないようで、
ツアーでもなかなか来ないだろうというようなところでしたが、
多様な言語のガイドブックが用意されているなんて、すばらしいと思いました。
 
この建物は建てられた当時は、コの字型をしていました。
しかし、写真向かって左側の部分に織物工場を作ろうとした際に、火事で焼失してしまったそうです。
リヨンが織物で栄えた際に、ここにも織物工場を作ろうとしたようです。
 
 

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なるほど! と思ったのは、
当時、お城は休暇を過ごすための美しい家をもつためではなく、
そこを高貴な場所だと人々に認知させるため、
どんな人が住んでいるのかと人々に言わせるため
に作られたということです。
「貴族を作るのはお城だ」と言われていたそうです。
社会的地位を示すために作られたんですね〜。
 
 
そういうわけで、建物のあらゆるものが、
威厳とその象徴的な価値とを強めるために作られているということでした。
 

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客間
所狭しと飾り物がしてあります。
 

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 飾りすぎちゃうか?
と思うくらいたくさんありました。
 
 

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 壁は全て木造で、木に直接描かれていました。
 
 

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 若い奥様のために作られた寝室
鏡やブラシ、小物入れなどの素敵でした。
もちろんベッドは天涯付きです。
当時はベットームは、親しい客人を招き入れる部屋でもあったそうです。
 
 

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 壁の布は夏は涼しく絹を、
冬は温かくウールなどのものに掛け替えられたそうです。
布を代えるということが、快適に過ごすための一つの方法だったんですね。
 
 

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ウォークインクローゼット 兼 お風呂 兼 トイレ
トイレとお風呂が気になってので、その部分の写真を。
正直、トイレとクローゼットが一緒でいいの?と思いました(笑)
 
布がかかっているのが浴槽。
当時は屋内に水道はなかったため、わざわざ外から水を汲んできていたそうです。
そして、手前のポットの様なものにお湯を入れて、お風呂を暖めたそうです。
お風呂に入る度にそんなことをするのって大変だなぁと思っていたら・・・
「当時の人は、お風呂に入るのは人生で3回くらいです。」
と教えていただきました。
 
生まれた時と
結婚する前と
あと1回は忘れました・・・
 
お風呂に入るというのはとても貴重なことだったんですね。
だから、香水という文化が生まれたのか、と納得。



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主人の書斎 兼 瞑想部屋
すごく金ピカでした。
 
 

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手入れの行き届いたすてきな庭園でした。
 
 
 
 
 
 
 お昼は、ご夫婦が作ってくださった、おにぎりなどのピクニックランチ🍴
フランスでワイン畑を望みながらおにぎりを食べるなんて、
なんとも不思議な感覚でした🍙
久しぶりの日本のお米、やっぱりおいしかったです😆
  
 
 
 
 
 
その後は、 
 古くに描かれたフラスコ画が、とても状態よく残る礼拝堂
ベルゼ・ラ・ビル礼拝堂
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フランス語が分かったら、こんな説明もよくわかるんだろうなぁ~😅
 

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次回へ続く⏩⏩