mardi 23 avril *ニョンス②
ニョンスのローマ橋
ニョンスはその穏やかな気候と日照量からか、「リトルニース」とも呼ばれているそうです。
日本でいう「小京都」のようにフランスにも「プティ・パリ」(ストラスブール)、「プティ・ヴェニス」(コルマール)などの表現があります。
古くから残る橋が今も現役で使われ、車も通れるということには驚き。
夏には川で泳ぐ人や遊ぶ人も大勢いるんだとか。
バカンスにはぴったりの場所だな〜
北風と太陽みたいな看板。
フランスは古めの車も比較的よく走っています。
古いじゃなくて、派手に擦った傷がついたままの車もよく見るし、壊れたサイドミラーやヘッドライトをガムテープで補強したまま走る車もよく見ます。
このガレージはクラシックカーも置いてあったし、現役で走るレトロな車も並べてありました。
移動遊園地。
ゲームセンターのようなUFOキャッチャーやコインゲーム、射的などもあれば、お化け屋敷などもありました。
日本のようなゲームセンターやテーマパークはフランスにはないのかな?
パリのディズニーランドはあるけど、地方の小さい遊園地含め、レジャーランドはあんまりないイメージ。
だからこんな移動遊園地があるのかな?
リヨン、ナント、パリでも見かけたな〜
激しめアトラクションもありました。
日本だったら、安全基準を満たしてないとか言われそう(笑)
lundi 22 avril *ニョンスでの夕食
シノさんが「私のフランスの両親よ」とおっしゃるご夫婦が夕食に招待してくださいました。
やっぱりまずはアペロ。
1年前は、「アペロって何?!」って思ってたのに、成長したなー私(笑)
はつか大根はバターをつけて食べるのがフランス流らしいです。
クレアレット(スパークリングワイン)で乾杯。
鶏肉とレモンのジュレ、ソーセージのブリオッシュ。
もちろんパンもあります。
食後はもちろんチーズ。
6種類のチーズを用意してくださいました。
上にある栗の葉を巻いたチーズがこの地域のチーズ。
盛り方の美しくなさはさておき、、、
フランスに来てから何度か出会うこのアルザスのお皿。
やっぱり、やっぱり好き。
ブルゴーニュのプルミエクリュ
ううう、、、このワインとっても好き💕
だいたい何飲んでもおいしいと思える私ですが、これは香りだけでも嗅ぎ続けたいと思えたし、味も超好み❤❤
シノさんの働いていらっしゃるビール醸造所のオーナーさんです。
普段は穏やかでおもしろいお父さんも、仕事のときは切り替わって職人になるというのもかっこいいな〜
人によってはごちゃごちゃしていると思う人もいるかもしれませんが、贈り物だったり、家族の写真だったり、どれも思い出のあるものが飾られていて、こういうのって素敵だなとフランスに来てから特に思います。
私がお礼に渡した折り紙の着物も、日本の物コーナーに飾ってくださり、もしかしたらいつか誰かとの話題に上るのかな、と想像すると嬉しいものです。
dimanche 21 avril *ヴェゾン・ラ・ロメーヌ
ヴェゾン・ラ・ロメーヌ Vaison la Romaine
中世の街並が残る旧市街
コート・ダ・ジュールのエズやサンポール・ド・ヴァンスの村と比べると、観光客が少なくあまり観光地化されていないのも魅力的。
夏になると、ギャラリーイベントも開かれるそうです。
カテドラルのような彫刻の施された扉
Haute Ville 高いところにある街という名前がついているだけあり、街の中もなだらかな坂道が多いです。
塔への最後の道は舗装されておらず、ちょーっぴり登山気分。
この先にはどんな道が続いているんだろうと、わくわくするような小径がたくさんありました。
旧市街へ行く手前の広場で、ブロカントBrocante(アンティークフリーマーケット)が開かれているのを発見した私たち。
よい季節になり、ブロカントやガレージセールなどが増えてきたようです。
目的の旧市街地へ行くまでに、たっぷり時間がかかりました(笑)
1人で観光しているとたくさん写真を撮るのに、振り返ってみると、今回はいつもより少なめでした。
あー、あの写真も撮っておけばよかったな〜と思うシーンもありますが、シノさんと一緒に回ることを楽しんでいたという感じかなと思います。
いつも、『良いな』『心が動いたな』『おもしろいな』、と思うことを写真に撮ることが多いのですが、人と一緒だと感じたことをその場で話したり、共感し合えたりするので、いちいち写真に残さなくても満足してたからかな考えてました。
samedi 20 avril *ビール醸造所
シノさんの働くビール醸造所へ。
麦芽(モルツ)
ビールの醸造過程。
最近、こういった素敵なポスターを見ると、「ポストカードにしてほしいな〜そしたら欲しいな〜」といつも思ってしまう。
ビールの原料は大麦で、それを発芽させたものが麦芽=モルツ
収穫したままの大麦だと、酵母を加えてもアルコール発酵させることはできないため、
水に浸けた後発芽させて、デンプンを糖化させる酵素を作らせてから焙燥させるんだそうです。
恥ずかしながら、ビール造りについてはぜーんぜん知りません。
シノさんに教えてもらってちょーっとずつ勉強。
これはこのまま食べられるよ、と言われ食べてみました。
香ばしさが美味しい!
焙燥や焙煎の具合によって、淡色麦芽や濃色麦芽、黒ビール用の黒い麦芽になるそうです。
技術のいる仕事だからこそ、焙煎家というプロフェッショナルがいるんだとか。
これは1トンのモルト。
フランス産やドイツ産のモルトが使われていました。
ここだけの話、やっぱりドイツの焙煎家は腕が良いそうです。
縦に長く背の高いビールタンク。
ビールは発酵途中で生まれた炭酸ガスをそのまま取り込みます。
圧を調節しながら、タンク内が適正な炭酸ガス量になるように調整。
右の水が入っている容器は、タンクからのガスが通り、ブクブクとしていました。
1本ずつタンクの様子を見て、必要な調整を加えるそうです。
このタンクのガス圧について話をする、シノさんと同僚のムッシュー。
醸造タンクから移動させたビールを写真右のタンクへ一旦移し、ビールを落ち着けさせてから瓶詰めします。
やっぱりボトルのデザインが素敵!好き!
持って帰りたいくらい好き!
春の新作ビール
この会社のシンボルマークのキリギリスが描かれた素敵なラベル。
vendredi 19 avril *ニョンス①
2月にペリュサンの酒蔵に酒造りの勉強に来られていた、シノさんという女性を訪ねて南仏のニョンスへ。
シノさんと出会うまでは、ニョンスという街すら知りませんでした。
ニョンスは位置的には、リヨンとマルセイユのちょうど真ん中くらい。
リヨンからの直通便はなく、公共交通機関を使うと、電車でモンテリマールまで行ってバスに乗り換えます。
今回はモンテリマールまでブラブラカー、そこからはシノさんが迎えに来てくださいました。
ニョンスの近くにはコート・デュ・ローヌのブドウ畑も広がります。
モンテリマールからニョンスまで、最高のドライブロードです。
ラベンター畑もそこかしこにありました。
大きい街ではないですが、ニョンス産のオリーブとオリーブオイルはAOC(産地指定)認定を受けています。
オリーブ畑とブドウ畑、ラベンター畑が揃ってみられるのもこの地域の魅力だと感じます。
あと1月半もすれば、ブドウの木は葉が生い茂り、ラベンターが満開を迎え、さらにすばらしい景色に変わるんだろうな〜と想像するだけで贅沢な景色。
ニョンスは山に囲まれた街です。
比較的なだらかな山がいくつも連なっているといった印象です。
ニョンスの街が見渡せる山の上まで車でドライブ。
ニョンスへ向かう途中、南仏のフレグランスブランド デュランスの直売所。
近くにはグリニャン城もありました。
「中に入るより、遠くから眺めるくらいの方がいいのよ〜」
とのようで、クリニャン城は車窓観光。
ラベンターが咲いたらいいより景色になりそう。
おっしゃれ〜✨
素敵すぎて、何をいいのか迷ってしまう!
jeudi 18 avril *日本人マダムのお宅でランチ会
藤も桜もアヤメも「日本の花」という感じがしてたけど、フランスにも咲いています。
特に藤は、そこかしこのお宅の庭で咲いている。
近くを通るととふわっと藤の甘い香りが辺りを漂っています。
日本よりもよっぽど藤を身近に感じます。
ご近所に住む日本人マダムが声をかけてくださり、ランチ会にお呼ばれしました。
お一人のビーガンの方のために、別メニューもいくつか用意されていたり、デザートも含め、お料理が本当にたくさんあって、お一人でこんなに用意してくださったなんて、本当に頭が下がります。
同世代でわいわいするのも楽しいけど、マダムやお姉様たちとのお食事は、新たな出会いもあり、教えてもらえることも多く、これまたあっと言う間の時間。
幸せなことに、この1年で多くの方にもてなしていただきました。
こんな風に人をおもてなしできるような大人に私もなりたい!
マダムの娘さんは、日本で舞台役者をされているとのこと。
いくつかパンフレットを見せていただきましたが、有名俳優さんとの競演も多数!
深見由真さん
いつか舞台を見に行きたいです。
mercredi 17 avril *オペラ座
リヨンに戻ってきました〰
オペラ座でバイオリンを弾く知人に勧められ、モダンバレエを見に行ってきました。
男性・女性ともに、身体が美しく動きもしなやかで、体重あるの?と思うくらい軽々と持ち上げ、あの美しい身体はそうとう鍛えられたものなんだと覗えるものでした。
予約席は全席売り切れでも、ラッキーなことに当日席が空いていて、なんと5ユーロ!
日頃からここのオペラ座は上階席とかを、5ユーロや10ユーロで出しているらしいです。
そんな低価格で本物の舞台を見られるなんて、すばらしい!
もちろん席は上の方だけど、舞台の3分の2以上に見えるし、生演奏の音楽は聞けるし、満足です。
フランスでは26歳までの若者料金も各地で設定されており、価格面での芸術鑑賞のハードルが下げられているのはとてもよいことだと思います。
公演前の時間潰しを兼ねて、ブーランジェリーでキッシュを購入。
アーティチョークときのこのカレー風味キッシュ